アベイル・ハリウッド。写真では分かりにくいですが必要以上に身体を鍛え上げているムキムキのSOUL・R&Bシンガーです。ここ10年ほどでアメリカ南部においてジワジワと人気を得てきております。本名クリストファー・エステル、1983年テキサス出身のハリウッドですが父親がプロのギタリストで2人の姉妹がゴスペルシンガーだそうです。この父親と姉妹が所属していたゴスペルグループのドラマーとして音楽業界に入ったとの事です。Avail Hollywoodという芸名はスタジオに貼られていたエルビス・プレスリーのポスターに「Now available in hollywood」と記載されていた事に由来しているそうです。
その後、姉の作品や以前紹介したDonnie Rayの作品をプロデュースし、いよいよ2009年に自らの作品をリリースします。以降飛ぶ鳥を落とすような勢いは無いもののコンスタントに作品を発表し、ファンを楽しませてくれています。
2014年にハリウッドが発表したアルバム「Rehab」に収められたナンバーRehab ain't working.
去っていった恋人の事が忘れられず酒（ヘネシー）に溺れる男が
「あかん、あんたが去って以来何もかも上手くいかへん。酒飲んでばっかりや。あんたとイチャイチャしたいんや。リハビリの為に酒飲んでるけど全然あかんわ」
というような内容だと思われます。
途中、
「Every freaking night,Every freakin day, I wanna freak your body....」というフレーズが出てきますが、これは完全にJodeciの名曲「Freak'n You」そのまんまですね。
SOUL・R&B系のアーティストはこうやってしっかり自分の作品に過去の名曲のフレーズを散りばめたり、過去の名アーティストの名前を口ずさんだりと、しっかりとリスペクトを示すところが良いですね。
私も今夜は、海外旅行に行った際に道を教えてくれたおじさんに改めて敬意を表しつつ（結局道は良く分からなかったのですが）お酒をちびちび飲みながらAvail Hollywoodを聴こうと思います。
