オー・ビー・ブキャナ。近づくと殴られそうな迫力ある顔立ちですがアメリカ南部界隈で人気のSOUL・R&Bシンガーです。
ミシシッピに生まれ1999年頃から南部シーンに登場したOB。特に2005年あたりからメンフィスの老舗レーベルECKOより作品を発表し始めて以降、人気者の仲間入りをした印象です。
現在までほぼ1年に1枚はECKOからアルバムをリリースしておりそれだけ需要があるのでしょう。そんなOBですが、何と最近レーベルを移籍したようです。移籍先はテキサス州ダラスにあるMUSIC ACCESS。近年勢いのある会社ですが、これは野球に例えればまるで阪神からソフトバンクに移籍するようなもので、このニュースに腰を抜かしたSOUL・R&B好きは日本に5,6人はいるのではないでしょうか。。
OBが2013年に発表したアルバム「Starting All Over」の中の一曲、I Can't Get You Off My Mind」.サザンソウル界の雄、Sir Charles Jonesと共演しています。
OBがSir Charlesの家を訪ね失恋の悩みを
打ち明けるという設定です。最初は2人の会話から始まりますがOBが「Let Me Tell You」と言うところからおもむろに歌い出します。この部分が非常にソウルフル。後は2人の掛け合いに身を委ねながらじっくりと聴き入りましょう。
途中「時々、僕はJohnnie Taylorの曲歌うねん。彼女を思い出しながらね。分かるやろ？Crazy Over You言うてね。」と、今は亡きレジェンドシンガー、ジョニー・テイラーが1990年代前半に出した名曲を引用する箇所がありますが、たまりませんね。
関西人が「やっぱ好きやねん」を口ずさむような感じでしょうか。
今日から2-3日はO. B.Buchanaを聴きながらしんみりとお酒をちびちび飲むしかございません。
https://m.youtube.com/watch?v=qwvOaIyqdzc
