SOUL・R&B今日の一曲

SOUL,R&Bを聴く

今日の一曲Omar Cunningham -That's a Lie

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オマー・カニングハム。この名前を聞いて「お!」と思う人は日本に何人いらっしゃるでしょうか。レスラーのような見た目ですがSOUL・R&Bシンガーです。

 

彼の歌を初めて聴いたのは15,6年前。「Hell At The House」という(多分)デビューアルバムでした。

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ジャケットに写る写真は、のど自慢大会に参加しに来た田舎のおじさんのような出で立ちです。当時特に期待もせずに聴いてみましたが抜群の歌唱力にビックリ。特にSir Charles JonesというシンガーとデュエットしたHalfという曲は2人のかけ合いが見事で何度も聴いたものです。

オマーは1970年頃にアラバマで生まれ、7才の時には教会で歌い始めたそうです。私が7才の時といえば、くり上がりの足し算の解き方が全く分からず算数の授業がある日は軽く登校を拒否していた時期です。彼我の能力差に戸惑うばかりですが、ともかくデビュー以来アメリカ南部をメインに人気を獲得したオマーは順調に作品を発表し、2011年に「Growing Pains」というタイトルのアルバムを発表しました。その中の一曲、That's a Lie.

私の貧しい英語力では歌詞の内容が良く分からず「いやー相変わらず歌がうまいなあ」としか思っていなかったのですが、最近この曲のミュージックビデオを鑑賞したところどうも「DNA鑑定の結果、育てていた子供が実は奥さんと別の男性(浮気相手)の子供だという事が分かり打ちひしがれる夫(オマー)」を描いたなかなかディープな内容の曲のようです。。

しかし内容をある程度把握した上で改めて聴くとオマーの歌には巧さを超越した(実体験をもとにしているからなのか)鬼気迫るものがあり心を打たれます。

もはや笑顔でこの曲を聴く事はできませんが、今夜はピーナッツをつまみにお酒をちびちび呑みながらこの曲をリピート再生しようと思います。

https://m.youtube.com/watch?v=hryNPjP5fWQ