キース・スウェット。80-90年代に特に大活躍し、60歳になった今もバリバリ甘い歌声を聴かせてくれるSOUL・R&Bシンガーです。シンガーになる前は確か証券会社で働いていたというインテリ。一聴してすぐ彼だと分かる特徴ある声で30年以上ラブソングを歌い続けています。私が彼を知ったのは90年代中盤に発表したNobodyという曲が大ヒットした時。何度もビデオクリップを鑑賞し、そのカッコ良さにノックアウトされたものです。
R&Bとはどんな音楽なのか誰かに説明する時、一例として挙げるのにこれほど適しているシンガーもいないのでは無いでしょうか。夜、部屋を暗くしてお酒をちびちびと飲みながら彼の曲を聴いていると歌詞の意味が分からなくても、好きな女性や昔振られた女性、今ちょっと気になっている女性の事を思い浮かべてしまいます。
2016年に彼が発表したアルバム「Dress To Impress」.その中に入っているCan't Let You Goはベースの音が何とも言えずグルーヴィなナンバー。これを聴いているだけで女性にモテるのではないかと錯覚してしまう名曲です。
私の内容理解に間違いが無ければ、友人としてとても良い関係を築いている女性を愛してしまった男のやるせない心情を切々と歌い上げています。誰にでもありますよね、こういう経験。
そうです。
「あの、その、あの、実は、あなたの事、・・・」の後が続かないという苦い経験です。
そういうほろ苦い昔の思い出を振り返りながら夜通しキース・スウェットの珠玉の名曲達を聴くのでございます。
https://m.youtube.com/watch?v=6T1G_bdSySg
